投稿者 まさ2 | 2015/04/07

開幕前日にブロックバスタートレード成立!

こんばんは、飲み会帰りのまさ2です。大阪出張中のため実家から更新しています。

今朝も急ぎ更新しましたが、パドレスは朝からぶっとんだニュースを提供してくれました・・・。

2015年シーズン開幕を翌日に控えたパドレスはアトランタ・ブレーブスとのトレードに合意。パドレスからはカルロス・クエンティン、キャメロン・メイビンの両外野手に加え、若手有望株のマット・ウィスラー投手、さらに2013年ドラフト2位(全体31位)のJordan Paroubeck外野手、そして今年のドラフト指名権(全体41位)をブレーブスに与えることとなる。

ブレーブスからパドレスへはMLB屈指のクローザーであるクレイグ・キンブレル投手、そしてジャスティン・アップトンの実兄であるメルビン・アップトンJr.(旧BJアップトン)外野手がパドレスへ移籍することとなった。

地元サンディエゴ出身のクエンティン(33)はエイドリアン無き後のチームの主砲を務め、2011年12月にトレードでパドレス加入後、翌年7月に3年間の契約延長を勝ち取っている。しかし毎年のように膝の怪我に苦しみ、パドレス加入後3年で僅か218試合の出場に終わっており、今オフの大型補強により居場所を失っていた。

かつて超有力若手選手だったメイビン(28)は2010年11月にマーリンズからエドワード・ムヒカ(現レッドソックス)とライアン・ウェブ(現オリオールズ)とのトレードでパドレスに加入。初年度こそ活躍して12年3月に5年間の契約延長に合意したが、以降は打撃がパッとせず怪我で離脱したり禁止薬物の使用が発覚して離脱したりと、期待外れの成績に終わっており、今年は放出候補に名前があがっていた。

マット・ウィスラーは2013年からメキメキと頭角を現した若手投手で、ここ2年間パドレスの若手投手の中でNo.1の評価を受けており、パドレスプロスペクト総合ランキングでも2年連続チーム2位の評価を受けている。Paroubeckは昨年高卒でパドレスに加入し、まだ粗削りながら打撃面で期待されている外野手である。

尚、ブレーブスはトレード成立直後にクエンティンをDFAすることを発表。クエンティンはトレード拒否権を持っていたが、権利を行使せずにFAとなることを最終的に容認した形となる。

そしてパドレスに加入するクレイグ・キンブレル。現在のMLBナンバーワンリリーバーと言っても過言ではない投手で、今年で27歳、メジャー5年のキャリアで4度のセーブ王、計186セーブを記録しており、キャリア奪三振率も14.8/9とずば抜けている。2011年の新人王でオールスターにも4年連続で出場しているアトランタ投手陣の顔と言ってもいい投手である。

アップトン兄は2001年のドラフト全体2位指名で当時レイズへ入団。19歳でMLBデビューを果たし、身体能力の高さを見せつけると2011年には28本塁打31盗塁を記録。大型契約でブレーブスとFA契約を結んだが、翌年から2割前後の打率しか残せずに素質の高さを生かし切れないシーズンが続いている。

本トレードにおけるブレーブスの意図はチームの再構築及びアップトン兄の契約解除であることは明確で、向こう3年で$46Mの年俸を削除するためにチームの顔であるキンブレルを放出するという大ナタを振るったこととなる。

一方今シーズンにかけているパドレスは前GMジョシュ・バーンズの負の遺産とも言える2外野手を放出し、最高のクローザーとさらに大型の不良債権をチームに加えたこととなる。尚、アップトン兄は故障のため開幕をDLで迎え、5月中の復帰が見込まれている。

と、書いてはみたものの、簡単な文章では伝えきれないほど今回のトレードは奥が深い!もともとパドレスのブルペンはNL屈指でしたが、これでメジャー屈指の陣容に。おかげでセットアッパー候補だったケビン・クアッケンブッシュと新加入のブランドン・マウアーの両投手がマイナー落ちする羽目に。この2人、他チームではクローザー候補にも名前のあがるレベルの投手です。

選手枠の都合上、クエンティンとメイビンのどちらかがDFAかトレードされるのは確実視されていましたが、まさか両者ともチームを去ることになるとは・・・しかし交換相手がキンブレルとアップトン兄のため、パドレスの総年俸は逆に上昇してしまっています。以下、主な4選手の年俸詳細です。

2015年 2016年 2017年 2018年 合計
クレイグ・キンブレル $9M $11M $13M ($13M*) $33M
メルビン・アップトン $14.5M $15.5M $16.5M $46.5M
カルロス・クエンティン $8M $8M
キャメロン・メイビン $7M $8M ($9M**) $15M
* 球団オプション。$1Mで破棄可能。
**相互オプション。$1Mで破棄可能。

キンブレルとアップトンの年俸が計$80M近いのに対し、クエンティン&メイビンの年俸は$23M。差額が$57M近くあり、パドレスがただ単に年俸削減のためにトレード成立させたわけでないことがわかります。

パドレスにとっての焦点は、キンブレルを獲得するためにアップトン兄の大型契約を引き受ける必要があったか否か。キンブレルの実力に疑いはありませんが、パドレスには既にベノアという確立されたクローザーがおり、また昨季はベノア不在時にクアッケンブッシュにセーブ機会を与え経験を積ませています。なんならクエンティンをただDFAするという選択肢もあったはず。

AJプレラーは「メジャーNo.1の投手を獲得するチャンスを逃す手はなかった」と語っていますが、パドレスはもともと好リリーバーが生まれやすいチームなだけに、キンブレルほどの投手をわざわざ獲得する必要があったかどうか・・・。ベノアがどこか故障を隠しているといった不安要素があるのであれば話は別ですが。

非常に重荷となるアップトン兄の大型契約。アップトン兄はメイビンと似たりよったりな選手(俊足好守、貧打)のため、打撃・守備面で特にアップグレードにはなりません。パドレスでも超高額な控え外野手となるでしょう。唯一アップトン兄が活躍する可能性があるのが、弟であるジャスティン・アップトンのチーム残留への働きかけくらい。個人的にはそれでもジャスティンはオフにチームを去ると予想していますけども。

因みにパドレスが兄弟選手を保有するのは、ブライアン&マーカスのジャイルズ兄弟、エイドリアン&エドガーのゴンザレス兄弟、スコット&ジェリーのへアストン兄弟、そしてタイソン&ジョー・ロス兄弟以来。本当に兄弟を揃えるのが好きなチームです。

今回のトレード、米国の神父ファンの反応は好意的な意見がほとんど。「AJプレラーはエキサイティング!」「キンブレルがやってくるゼ!」的な、興奮された方が多いように思えます。ただ私は昔からアップトン兄があまり好きな選手でなかったこと、あと長期的な部分も含めて少々否定的な目線で見ています。私の心配が杞憂に終われば良いのですが・・・。

とにもかくにもこれでパドレスの25人選手枠はセット。外野手は4人体制で開幕を迎えます。スパンジェンバーグ、おめでとう!

あ、先発5番手はモローが指名されています。デスパイネはロングリリーフに回ることに。控え捕手もウィル・ニエベスで確定しました。今季年俸$850Kをゲットしています。

【2015年パドレス開幕ロースター】

先発:
ジェームズ・シールズ
タイソン・ロス
アンドリュー・キャシュナー
イアン・ケネディ
ブランドン・モロー

リリーフ:
クレイグ・キンブレル
ホアキン・ベノア
デイル・セイヤー
ショーン・ケリー
ニック・ビンセント
フランク・ガルセス
オドリサメル・デスパイネ

野手(スタメン):
デレク・ノリス
ヨンダー・アロンソ
ジェド・ジョーコ
ウィル・ミドルブルック
アレクシ・アマリスタ

マット・ケンプ
ジャスティン・アップトン
ウィル・マイヤーズ

野手(控え):
ウィル・ニエベス
クリント・バームス
ヤンガービズ・ソラーテ
コーリー・スパンジェンバーグ
ウィル・ベナブル

開幕シリーズの対戦相手は宿敵ドジャース。ジェームズ・シールズvsクレイトン・カーショウのエース対決です。新生パドレスがどのような野球を見せてくれるのか、大きな期待と少々の不安に満ちたシーズンがいよいよ始まります!


Responses

  1. 初めてコメントさせていただきます。
    まさかキンブレルを獲得するとは思いませんでした。クアッケンブッシュがマイナーにはびっくりしました。
    今日開幕して楽しみなシーズンが始まりました!

    • クアッケンブッシュが将来のクローザー候補であることは変わりないので、どうせならマイナーで経験値を積ませるのが目的なのでしょうね。オープン戦でも目立って悪い成績を残していませんでしたので。

      これほどパドレスが注目を集めたオフも例年になかったと思います。ある意味チームについていた負け犬意識は吹っ飛んだでしょうから、あとは空中分解さえしなければ、きっといいところまで行けるはず・・・!

  2. 昨日までお遍路に出かけてましたので、今日ようやくパドレスの開幕からの流れを確認してます。微妙なスタートですねえw
    個人的な見立てでは、チーム状況を見極めつつ6月にトレードの弾としてベノアかキンブレルを使うつもりなのではと思っています。去年のストリートも比較的好条件のトレードがまとまりましたし、クローザーは市場価値が上がりそうな気もするので、うまくすればウィスラー以上の見返りが期待できそうです。
    まぁ、遊撃を補強してほしいのはヤマヤマなんですが・・・
    個人的にはカブスからカストロでも取らないかなぁと思ってます。近く有望株のラッセルに押し出されそうですし、トラブルメーカーなのでカブスも了承しやすいんじゃないかと・・・。カブスとは仲もよさそうですしね。

    • チーム内のケミストリーを構築している最中なので、まずはどんな形でも勝利が欲しいところなのですが、中の下くらいのスタートでしょうか。それでも例年のパドレスよりは全然マシですよ! 笑

      もし夏前にチームが優勝争いに絡んでなければ、間違いなく抑えの2人とアップトン弟は放出されると思います。そんな成績は望みたくないところですが・・・。

      遊撃手獲得の噂は最近よく流れていますが、アマリスタに2年契約を提示した意図が全然わからないんですよね。最初から補強するつもりでしたら、単年契約にしていたでしょうし。どちらにせよ今のパドレスじゃ中継ぎ投手くらいしか有効なトレードの駒がいないので、しばらくは現存戦力で様子見することになるのではと思っています。

  3. はじめまして! 自分もMLBはパドレス一筋です。
    日本のメディアでの露出が圧倒的に少なくてなにかと悲しいですね。
    いつかはプレラーGMに日本人選手をぜひ獲得していただいて、メディアでの露出が増えれば、と願っています(切実

    ミッドマーケットチームであるパドレスが、脆い印象の強い日本人選手に大型契約を結ぶとは考えにくいのですが、どうでしょう。

    P.S. 5月の頭にナッツ戦見に行きます!

    • はじめまして、返事が遅くなってすみません!

      パドレスは日本へスカウトをよく派遣しているので、日本人に興味がないわけではないのですが、いかんせん今までは予算不足でしたからねー。LADやNYYがいる限り、ダルや田中のような大物獲得は今後も無理でしょう。

      青木や中島、田中賢クラスの選手であればチャンスもあったのでしょうが、野手にはあまり興味を示さなかったので、可能性があるのはやはり投手かと。でも大物クラスではないでしょうから、露出はあまり変わらないかもしれませんね~。

      現地観戦羨ましいです!楽しんで来て下さいね!


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