[7月26日の試合]
パドレス 9-6 パイレーツ
打線は打つものの先発-中継ぎが逆転を許してしまい試合を落とすケースが多い最近のパドレス。シーズン序盤に貧打で泣かされた頃とは違い、「らしくない」試合の負け方だけにストレスが溜まった神父ファンも多いことでしょう。
今日の試合も同じような展開となりました。先発はメジャー昇格直後に2勝をあげるも、その後8試合で勝ち星から遠ざかっているジョシュ・バンクス。
パドレスは初回一死から2つの四球でランナーを出すと、エイドリアン・ゴンザレスがスリーランを放って3点を先制。さらに四球、ヒットでチャンスを広げるとニック・ハンドリーの2点タイムリーで点差を広げます。
直後にバンクスがタイムリーを打たれ1点を返されるも、2回にもパドレスは二死二三塁からクーズの14号スリーランが飛び出して1-7とパイレーツを突き放します。すると3回にはハンドリーのメジャー初ソロホームラン、そして4回にもエイドリアンが今日2本目となる25号ソロを打ち込んで9点目。
これで8点差となり、いつものパドレスならここで勝負が決まるんですが、そこはスリルとサスペンスを追求している最近のパドレス。つい先日ヤンキースにトレードで放出したネイディー抜きのパイレーツ打線に追い上げられることに。
まずは5回一死一塁からバンクスがツーランを打たれて2点を返されると、6回にもバンクスはソロホーマーを打たれて9-3。その後二死一塁としてバンクスはメレディスにマウンドを託すも、そのメレディスは四球後にタイムリーを打たれて9-5。パイレーツの忍び寄る足跡が…。
それでもその後は完全にベルに次ぐ中継ぎの座を射止めたマイク・アダムスが8回までパイレーツ打線を抑えると、9回にはそのアダムスに中継ぎ2番手の椅子を奪われたブライアン・コーリーが登板。7月に入ってから11イニングで11失点と、トレード獲得直後の好調はどこへ消えてしまったのか最近はもっぱら地雷と化してるコーリーですが、今日も二死をとってからホームランを打たれ、さらに続く打者にヒットを許してスリーアウトもとれずにトレバーの救援を仰ぐことに。
一時は8点差あった試合でトレバーを出すことになろうとは…情けない。試合は最後の打者をトレバーがしとめてパイレーツ相手に2連勝。勝つには勝ったけどこんな試合してちゃダメですわねぇ。
とりあえずこれでトレバーは今季20セーブ目。バンクスはマダックスより先に白星をあげることに成功。アダムスは9試合連続無失点と投手陣の中で数少ない明るい話題となっています。
明日はここ2試合勝ち試合を落としているエースのジェイク・ピーヴィーが先発。パイレーツ相手に3連勝なるか。どーせ勝つなら気持ちよく勝っていただきたいです。
□ 正捕手がカムバック
5 月22日のセントルイス戦でクロスプレーの際にプホルスに左足かかとを踏まれて戦線離脱していたジョシュ・バードが戦列復帰し、昨日の試合で先発出場。2安打を放ち上々の復帰となりました。捕手にとっては生命線となるかかとの故障だけに無理をせずに起用して欲しいところ。尚、バードの復帰によりルーク・カーリンがマイナー落ち。ニック・ハンドリーはチームに残ることに。
カーリンは30試合に出場して打率.138、得点圏打率に至っては 21打数無安打とヒットなし。バードとバレットの故障によりルーキーながらスタメンマスクをかぶることが多かった等同情の余地はあるものの、打力のなさが尋常ではありませんでしたね。もう少しバットに磨きをかけて再びメジャーに這い上がってきて貰いましょう。
その他の動きとして、去年の好投はどこへやら、今季4度目の挑戦でも結果を残せなかったジョー・サッチャーが4度目のマイナー落ち。防御率は見るも無残な8.42と、そろそろ心が折れてしまいそうな気が…。代わってマイナーからジャスティン・ハンプソンが今季2度目の昇格。
このサッチャーかハンプソンのどちらかでも開幕前の期待に答えていたら、今頃は違った順位にいたんでしょうけどねぇ。愚痴ってもしょうがないんですが。
明るい話題として、バードと同日に打球を顔面に受けて以来戦列を離れていたクリス・ヤングが、早ければ7月29日にもチームに合流できるとのこと。普通に考えると先日の先発で打ち込まれたクレ・ヘンズリーか、3勝目をあげたものの不安定な投球が続くバンクスですか。大穴としてマダックスという選択肢も出てきますが…。
いよいよトレード期限が迫ってきてます。このままウルフとクラークのみの放出で終わるはずがないので、毎日のニュースが気になって仕方ない日が続きます。
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